つくつく生活

お気楽主婦のつくば生活

熊野古道2日目

紀伊山地の参詣道は5本あるのですが、今回歩くのは中辺路という、田辺から熊野本宮を通り、那智大社へと通じる道です。

まずは起点の、滝尻王子へ

「王子」とは、熊野権現の子神を祀る場所。
熊野古道の道すがら、無数の王子が点在しています。

滝尻王子の裏手にある古道は・・・

かなり急
登りも大変ですが、苔むした石段を下るのも結構怖い〜。
平安時代頃からこぞって歩かれた参詣道、昔の人ってすごいです。

途中で折り返し、車で移動して次に向かったのは

箸折峠
峠の出入り口には、誰でも使える杖が置いてあります

ゆるい峠道をたどっていくと・・・


牛馬童子
小さく可愛らしい姿に、ほっと和みます

再び車で移動し


野中の一方杉
那智大社の方角にだけ枝を伸ばすと言われる、杉の巨木です。
近くに寄ると、神々しいほどの迫力!

すぐそばには

名水百選、野中の清水が湧き出ています
ほんとに甘かった〜

さぁ、いよいよ熊野三山の中心、熊野本宮大社


神武天皇が熊野に上陸した際、大和まで向かう道案内をしたのがここに住む一族の祖、八咫烏だったと古事記に記されているそうです。
三本脚の烏の絵は、三山それぞれでデザインが違うんですよ。


世界平和に東北の復興、しっかりお願いしてきました
本宮はもともと熊野川の中州にあったのですが、明治の大洪水で流され、現在の場所に移されました。


本宮跡地・大斎原(おおゆのはら)には、日本最大の鳥居が立ってます。
真下にいる人が、ちっちゃく見えますね〜

今日の古道歩きは、ここまで。宿でゆっくり休みましょう。


霧の郷たかはらにて
暮れゆく峰々を眺めながら、ワインと美味しいお料理♪
山菜が出たかと思えば、絶品のイベリコ豚が登場したり、なんとも自由でおおらかなお夕飯。

食後はじっくり温泉に浸かって、明日に備えましょ。