つくつく生活

お気楽主婦のつくば生活

温泉旅行1日目

今日からつくママと一緒に、一泊温泉旅行。
向うは九谷焼の本場、山代温泉
日本アルプスを眼下に眺めながら小松まで移動し、空港からは車で30分ほどで到着です。
今夜の宿あらや滔々庵に荷物を預けて、近所を早速散策することに。

まずは宿から徒歩2分ほどの、魯山人寓居跡いろは草庵へ。
こちらは若かりし頃の魯山人が半年ほど泊り込み、篆刻の仕事をしていた場所です。
まだ無名だった魯山人を支えた、山代の旦那衆の懐の大きさと審美眼に感服。


冷たい加賀棒茶と、金箔で彩られた金平糖(きんぺいとう)で一服
今日は雲ひとつない、真夏日

少し涼んでから、須田菁華窯へ。
陶芸家としても有名な魯山人に作陶を教えたのは、初代須田菁華
現在は四代目なんだそうですよ。

あまりに暑かったので、早々に宿に戻りチェックイン。
通されたお部屋はなんと、大聖寺藩主や魯山人がしばしば逗留したという、お陣の間!


朱塗りの壁の鮮やかさに、くら〜
この地方の伝統的な家にはこういった部屋があって、ハレの日に利用されるんだそうです。
実は事前に「つくママが明日誕生日」ということをメールで知らせてあったので、特別に配慮していただいたみたい♪

お料理だって、すごいぞ!! お祝いの濁り酒をいただきながら、どーんと鯛をいっちゃいましょう!


この地方独特のお祝い料理だそうで、おからに鯛の身をかぶせて蒸してあります。
こんな上品なおからは、生まれて初めて
飾りだと思っていた頭にも身もたっぷりついていて、幸せ〜。

珍しいところで・・・


豆腐の揚げ出しならぬ、「いちじく」の揚げ出し。美味!
そして贅沢なところで・・・


あわびの肝焼き。お腹がはちきれそうでも、食べちゃう
その他にも、旬の食材や加賀野菜がたっぷり。
そして食後のデザートは、渡り廊下でつながっている有栖川山荘で。
こんな妖しげでおしゃれなバー、東京でも見つけられませんよ。

とくかく全てにおいて完璧で、驚きが一杯詰まったお宿。
つくママのお誕生日祝いに乗じて、いい経験をさせてもらっちゃったな。