つくつく生活

お気楽主婦のつくば生活

おでんと考古学

今日のディナーはおでんをいただきました。
あ、今日の食事当番の、のりのりです。手抜きです。

おでんって、西日本と関東ではかなり違いますよね。
最近はコンビニおでんでおなじみになりましたが、牛スジとか子供の頃は食べなかった気が・・・。スジといえば、こりこりっした軟骨がはいった練物が基本!


東西スジ対決!

でも何で軟骨がはいっているのか不思議に思ったことありませんか?
調べてみたら、原材料が鮫なんですよ!鮫は原始的な魚で、軟骨しかない。
そうかー、鮫だったのか・・・。ま、美味しいからいいか〜。

日本の東西で食生活が異なるのは縄文時代中期ごろからの伝統です。西日本の照葉樹林と東日本の落葉樹林という環境の違いが生業活動の違いに反映したとか。照葉樹林文化論といって考古学では定説扱いなんです。
でも、のりのりは「定説は疑ってかかれ」という信条があるので、現在データ収集中。もうすぐ面白い論文が発表されるかもしれませんよ。乞御期待!

議論の多い食文化の違いですが、5000年の違いですがから、なかなか埋まらなくても当然ですね。
ちなみに境界地帯の静岡では特殊な「静岡おでん」というものが進化しているらしい!今度試してみたいと思います。
うちのおでんも昆布だしを利かせた関西スープと、関東でんぷん系種のハイブリッド型です。
それにしても、ちくわぶを忘れたのは痛恨だった!!(関東限定らしい)

お酒は高取の器でいただきました。つまみは、仙台土産の牛タンです。