つくつく生活

お気楽主婦のつくば生活

坂野家住宅

気持ちいいお天気のもと、気になっていた場所へちょっとドライブ。
常総市にある国指定重要文化財坂野家住宅を見学してきました。


500年ほど前からこの地に住んでいた坂野家。
江戸時代中期、この辺りの新田の大開発に関わり、惣名主的な存在になったのだそう。

正面の主屋は18世紀初め頃、左手の座敷部(客間)は19世紀に建てられたもの。
一旦全てを解体・調査したのち、当時の姿に復元したそうです。
6層にわたってふかれた分厚い屋根は、総修復費用の三分の一もかかった立派なもの。

DSCN4315.JPG

梁だけとっても、その豪壮ぶりがしのばれますね
こちらは、内風呂の天井
DSCN4318.JPG

全ての部屋で、様々な木材が贅沢に使われています。
細工の美しさも、必見!

座敷部の脇にあるのは・・・
DSCN4317.JPG

二階建の月波楼
幕末から明治にかけ、多くの書家や画家が逗留して作品を残した場所。
十五夜には、無料の観月会が行われるそうです。
独特のゆがみのある一枚ガラスを通し、里山の木々から登るお月さまを眺めるなんて、うーん、素敵。

DSCN4322.JPG

ここの素晴らしさは、忠実に再現された貴重な建造物だけでなく、当時の資料をもとに復元された周りの景色。
竜馬伝を始め、いくつもの映画やドラマ撮影でも使われているんですよ。

この地域の歴史や古いお屋敷に興味のある方は、是非行ってみてくださいね。