つくつく生活

お気楽主婦のつくば生活

牧野博士

高知にいるのりのり君の親戚から、私宛に郵便が届きました。
植物画をやっていることを知り、わざわざ送ってくれたんですよ。


高知県立牧野植物園で行われた、牧野富太郎博士没後50年の
特別展で見つけた画集

牧野博士の最終学歴は、小学校中退。
幼少の頃から独学で植物を観察・研究していたのですが、22歳頃からは東大植物学教室に出入りするようになり、65歳で理学博士号をとったというすごい人なのです。
「世界でもっとも正確な植物画」と言われる牧野博士の絵は、ねずみの毛3本で作られた筆も使われていたそう。
優れた観察眼をもっている人でなければ、使いこなせないんでしょうね。

説明してもなかなか、「植物画」と「ボタニカルアート」との違いは伝わらないものなのですが、つくつくが目指しているものをちゃんと理解して送ってくださったこの画集、本当に嬉しいなぁ。
あまりに複雑で、「見えなかったことにしちゃおう・・」と思いがちな植物の細部って、よくよく観察してみるとすごく美しい形をしていたりするものです。
老眼になるまで、あと何年か。。。
そのとき後悔しないよう、見えるうちにしっかり、自然の造形美を楽しんでおかなくちゃ。